包丁のケア

綺麗な薄切りのためには包丁のケアが大切

毎日の食事に欠かせないのが包丁です。素材を切るのに、どんな場合でも包丁を利用します。また、切るだけでなく、細工を施したり、形をアレンジしたりするためにと、幅広い使い方があります。

この包丁使い1つで、食事の見た目の美しさ、華やかさ、手をかけている度合いも違って見えます。それだけに包丁選びから、普段の手入れの仕方で、使い勝手や切れ味、切り口まで異なってきます。しかし、家庭用に使っているものだと、本格的なメンテナンスは難しいと諦めてしまいがちです。

ところが、しっかりしたケアをしないと、せっかく良い物でも切れにくくなり、本来の仕事ができない包丁になってしまいます。本当は薄切りもできるのに、ひっかかったり、素材が汚く切れてしまったりと、用途に適した状態ではなくなってしまいます。そこで、最低限のメンテナンスをしていくことが重要になってくるのです。まず、薄切りもできる刃はバランスが整っています。

薄く切れるのは、刃の先端がしっかりと研がれていて、鋭いだけと思いがちです。もちろん、刃の先端の状態は必須ですが、それだけでは薄く綺麗に切れません。全体のバランスが整っていることが重要です。刃の切れ口は研ぎ石で綺麗に整えると、切れ味が復活します。

つまり、メンテナンスを定期的することが切れ味のキープに繋がります。また、この刃の部分は薄ければ薄いほど、素材を繊細に薄く切ることができます。薄切りをしたいのであれば包丁を薄く鋭く維持していくことが重要です。薄いとどうしても傷みやすくなります。

ですから、普段からサビに気を付けて、劣化を防ぐ心配りも大切になってきます。さらに、刃全体のそりも薄切りに関係してきます。刃の先端に行くほど細く、根元ほどがっちりとしているようなそりがある方が使いやすくなります。

先端が細いと、素材に最初に切れ込んでいく部分が細かく、なめらかに操作できます。したがって薄く切るのにも適しています。切れ込みができたら、次は力を入れていくので、その動きにあった太さが根元には必要です。ですから、この刃のそり具合は、薄さ、素材を綺麗に切るためにもポイントです。

このように刃の先端だけでなく、全体としてバランスが整ってこそ、薄さ、切り口の美しさ、操作性、安全が確かな包丁になるのです。そのためには普段からこまめなチェックとメンテナンスが欠かせません。サビが付かないようにケアする、定期的に研ぐなどすると、長く愛用できます。

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